「2030年に向けた繊維産業の展望」意見交換会@経済産業省

6月30日、柿島由雄先生(女子美術大学)、吉井健先生(大妻女子大学)と共に経済産業省にて「2030年にむけた繊維産業の展望(繊維ビジョン)」に関する意見交換会に出席してきました。経済産業省からは製造産業局生活製品課より担当者7名が出席されました。経産省側の出席者数にまずは圧倒されましたが、それぞれ縫製、テキスタイル、技術・新市場、企画、国際、ジェンダーなど異なる領域を分担していて、逆にこれだけ大所帯で経産省がファッションの課題に取り組んでいる姿勢に驚きました。前回出席した「ファッションの未来に関する報告書」意見交換会は、クールジャパン政策課というところが担当部署でしたが、今回は生活製品課が担当部署となっており、その名のとおり、わたしたちの身近な生活の一部としてのファッションという観点から課題解決に挑んでいる部署になります。ちなみにクールジャパンでは文化政策としてのファッションという観点が中心でした。ファッションとは、文化であり生活ですから、そういう意味で中央官庁も多角的にファッションを理解しているということがわかります。今回の議題で特に印象に残ったのは、アパレルの国内余剰在庫の大半が輸入衣料品であり、逆に国産衣料品はほとんど輸出されていないという事実。従って今後、いかに輸入衣料品を減らし、国産衣料品の輸出を増やすかが課題であることを認識しました。このためにはまずは日本各地の工場や職人といったアパレル製造業をどのように立て直していくか、またそのためにはどのような仕組みづくり、サポートが必要かという意見を共有することができました。教育現場でも極めて重要な知見を得ることができました。経産省のみなさま、貴重なお時間をありがとうございました。今回の資料は以下より参照することができます。

https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/seizo_sangyo/textile_industry/pdf/20220518_2.pdf

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